COUNTRY:UGANDA

生産国:ウガンダ ウガンダは東アフリカの赤道上に位置する国です。 雪に覆われた山地や巨大な湖、数多くの野生動物など、自然界の楽園で「アフリカの真珠」とも呼ばれています。 世界で最も貧しい国の一つであるこの国は、難民の流入増加による治安の悪化や度重なる自然災害、不十分な衛生設備、失業率の悪化など、数え切れないほどの問題を抱えています。 多くの国民は農業を営んでいますが、収入が少なく、日々の生活に苦労している人々は少なくありません。 自然環境 ウガンダは赤道直下の国でありながらも、標高1200m以上の高原地帯が広がっています。 昼夜の寒暖差はありつつも、年間を通じて快適な気温でコーヒーを栽培することが可能です。 日射量と雨量も十分にあり、土質も栄養を多く含んだ火山灰性の土壌のため、コーヒー栽培に適した土地となっています。 生産形態 小規模農園が大半を占めており、地域のウォッシングステーションに持ち寄るのが一般的な流通の流れです。 国内情勢の不安定さやインフラ不備が原因で低クオリティなコーヒーの産地として知られていましたが、近年では最新のウォッシングステーションが設営されたり、地の利を活かした栽培方法を指導する農家が増えた影響で品質の高いコーヒーが少しづつ増えてきています。 高いポテンシャルを秘めた、現在注目を浴びている生産国です。 味わい ウガンダはロブスタ種発祥の地と言われており、コーヒー生産量の9割以上を占めるほどロブスタの栽培が盛んです。 他の主要なロブスタ生産国と比べて標高が高いため、適度な酸味や甘みがあり、エスプレッソ用の豆としての人気があります。 アラビカ種では主にブルボンが生産されており、品種由来の甘みだけでなく穏やかな酸質やしっかりとしたボディ感が特徴です。 格付け ウガンダのコーヒーはスクリーンサイズ(大きさ)と欠点豆の割合によって格付けされています。 等級表記 大きさと欠点数 Bugisu AA 産地がブギスエリア スクリーンサイズ19以上が90%以上 欠点豆数10%以下 Bugisu A 産地がブギスエリア スクリーンサイズ16以上が90%以上 欠点豆数10%以下 AA スクリーンサイズ17~18 A スクリーンサイズ15~16 概要 国名:ウガンダ共和国 首都:カンパラ 人口:42,750,000人 面積:241,000k㎡ 言語:スワヒリ語、英語 宗教:キリスト教、イスラム教 年間コーヒー生産量:374,760t    Lineup of Uganda 現在販売中のウガンダのコーヒーはこちら RWENZORI CWS / UGANDA  ルウェンゾリ コーヒーウォッシングステーション / ウガンダ ブドウのような果実感とラベンダーのような華やかさ
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COUNTRY:RWANDA

生産国:ルワンダ ルワンダは東アフリカの内陸に位置する国です。 悲惨な過去からの復興を経て、急速な経済発展を遂げたことで「アフリカの奇跡」として知られており、アフリカの中でも先進国と呼ばれるまでに成長しました。 サバンナや湿地帯、なだらかな山岳地帯など、様々な自然環境を有し、ルワンダで暮らす人々は多くの野生動物とともに共存しています。 現在は治安も大幅に改善され、観光客も多く訪れるようになっており、大自然の中でマウンテンゴリラを観察するツアーが人気です。 自然環境 「千の丘の国」とも呼ばれるルワンダはその名の通り起伏の富んだ地形が広がっています。 コーヒーを育てている地域の多くは海抜1600m以上の高地で栽培しており、寒暖差の激しい気候で育てることによって良質な酸味を持つコーヒーを生産することができます。 また、肥沃な火山性の土壌と安定した降雨量により高品質なコーヒーの生産が可能です。 生産形態 小規模農園が地域のウォッシングステーションに持ち寄るのが一般的な流通の流れです。 そのため、ウォッシングステーション単位で1つのロットが形成されます。 生産性を安定させるために大半のコーヒーはウォッシュドプロセスによって精製されるのもルワンダの特徴です。 輸出する際にはNABE(ナイーブ)という機関を経由します。 この機関はコーヒーの品質管理の他に、コーヒーの苗や肥料な配布など、コーヒー生産を手助けする取り組みも行っています。 味わい NAEBから支給されるコーヒーの苗木がブルボン種の苗なので、ルワンダで生産されている殆どのコーヒーがブルボン種です。 味わいは品種由来の軽やかなボディと甘みに加えて、ルワンダ独特の青みのある果実味を感じることができます。 大半はウォッシュドプロセスのコーヒーですが、近年では新しい品種やプロセスに取り組む生産者が少しずつ増えており、新しい味わいのルワンダコーヒーとして注目を浴びています。 格付け 欠点豆の混入数がが少ないものが高く評価されます。 更に、格付けするときにはカッピングの評価も加えられ、5つのグレードに分けられます。 等級表記 Super Specialty Specialty G1 G2 G3 概要 国名:ルワンダ共和国 首都:キガリ 人口:13,460,000人 面積:26,340k㎡ 言語:キニアルワンダ語 宗教:キリスト教 年間コーヒー生産量:19,467t   Lineup of Rwanda 過去に販売していたルワンダのコーヒーはこちら DUKUNDEKAWA / RWANDA デュクンデ / ルワンダ 柑橘系のジューシーな果実感とオレンジピールのような青々しさ
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COUNTRY:KENYA

生産国:ケニア ケニアはアフリカ東部に位置する国です。 周辺国と比べて経済発展が進んでいて、アフリカ最大規模の港を有することで東アフリカ諸国の玄関口としての役割も担っています。 国の都市部は栄えている一方で、街の外には山岳地帯や砂漠、サバンナなどのアフリカらしい大自然が広がっています。 そのような大自然を観光資源としても活用し、キリンやゾウなどを間近で見るサファリツアーが人気です。 国の主要産業は農業で、ケニアで暮らす人々の多くは農業を営んでおり、主に紅茶やコーヒーなどの嗜好品を生産しています。 自然環境 国が赤道直下に位置していることと、国土の大部分を標高1000m以上の高地が占めているという2つの理由によって、寒暖差が激しい地域が多い傾向にあります。 さらに、豊かな水源と地域特有の赤粘土質の土壌が合わさることで、世界中を魅了するケニアならではの独特な味わいが作り出されています。 生産形態 コーヒー生産は大小様々な農家がコーヒーチェリーをファクトリーと呼ばれる設備に持ち込むのが一般的な流通の流れです。 ファクトリーで水洗処理が施された後に輸出業者などの手に渡ります。 そのため、他のアフリカの生産国と同様に、複数の生産者のコーヒーが混合された状態で1つのロットが形成されます。 ファクトリーは精製を行うだけでなく、各農家に対する指導も行っています。 除草や剪定、施肥などの細かな指導が徹底されていることで品質向上に繋がっています。 味わい ケニアの代表品種といえばSL28とSL34です。 大粒でジューシーな明るい酸味としっかりとしたボディが特徴で、ケニアらしい味わいを形作る人気の高い品種です。 かつてケニアに存在していたスコットラボラトリーというコーヒー研究所で選抜された品種で、優れた風味を保ちつつ栽培環境に適応するように改良された非常に優秀な品種でもあります。 風味はSL品種と比べると劣りますが、生産性が高く病耐性に優れたルイル11やK7、バティアンなども生産されており、これら複数の品種が混合して1つのロットが形成されています。 格付け ケニアのコーヒー豆はスクリーンサイズ(コーヒー豆の粒の大きさ)で格付けされています。 等級表記 スクリーンサイズ AA スクリーンサイズ17〜18(6.8mm以上) AB スクリーンサイズ15〜16(6.0mm以上6.8mm未満) C スクリーンサイズ15(6.0mm未満) E 異常に大きなサイズ TT 風圧で飛ばされた 軽量で密度の低いコーヒー豆 T コーヒー豆の割れた破片 微細豆や未熟なコーヒー豆 PB ピーベリー(丸豆) 日本国内ではAAランクまたはABランクのコーヒー生豆が輸入されます。 近年ではAAランクよりもABランクの方が複雑な香味があると見直されつつあり、ABランクのコーヒー豆を好むロースターも増えています。 概要 国名:ケニア共和国 首都:ナイロビ 人口:53,010,000人 面積:583,000k㎡ 言語:スワヒリ語、英語 宗教:伝統宗教、キリスト教、イスラム教 年間コーヒー生産量:34,500t   Lineup of Kenya 過去に販売していたケニアのコーヒーはこちら KAMUNYAKA / KENYA カムンヤカ / ケニア グレープフルーツのような酸味、とろりとした質感
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COUNTRY:ETHIOPIA

生産国:エチオピア エチオピアは東アフリカに位置する国です。 国の大部分を高原が占めており、赤道付近でありながらも年間の平均気温は東京とあまり変わりません。 高原の他にも砂漠や森林、湿地帯など、変化に富んだ大地が広がっています。 多民族国家であるエチオピアは80以上の民族が共存しており、言語、文化や伝統も地域によって様々です。 国民の多くは農業を営んでおり、主にコーヒーや穀物を栽培しています。 エチオピアはコーヒーの起源とされており、森の中や住宅の庭などに野生のコーヒーノキが自生しているため、原住民にとってもコーヒーは馴染みのある飲み物です。 自然環境 エチオピアの高原の平均標高は約1700mです。 2000m以上のエリアもあり、昼夜の寒暖差が激しくなることで、良質な酸を含む美味しいコーヒーを生産することができます。 また、広大な土地に広がる火山性の肥沃な土壌と十分な雨量、栽培に適した気候など、高品質なコーヒー生産に関してはとても恵まれた環境です。 生産形態 他の国と異なる点は、「農園」という生産形態が少ないことです。 野生のコーヒーノキが自生しているエチオピアでは、庭先で他の作物と一緒に栽培する「ガーデンコーヒー」、自然の森に自生しているものから収穫する「フォレストコーヒー」など、様々な栽培方法があります。 収穫したコーヒーチェリーは地域のウォッシングステーションへ運ばれ、精製された後に輸出業者などの手に渡ります。 味わい 主に生産されているのはエアルーム(在来種)です。 厳密には在来種にも様々な種類があり、具体的な品種が判明していないものも多く、あくまでも大きな括りとしてエアルームと呼ばれています。 軽やかなボディと華やかな香りが特徴で、ナチュラルプロセスであればベリーや赤ワイン、ウォッシュドプロセスであれば柔らかな柑橘やジャスミンのような風味を楽しむことができます。 格付け エチオピアのコーヒー豆は300gの生豆に含まれる欠点豆の数でグレード分けされています。 等級表記 欠点豆数 G1 0〜3個 G2 4~12個 G3 13~27個 G4 28~45個 G5 46〜75個 G6 76〜150個 G7 151〜340個 G8 340〜 G1の等級になるのはイルガチェフェ地区のごく一部のコーヒーとなっています。 日本に輸入されるものは基本的にG4までです。 G6以下のコーヒーはエチオピア国外への輸出が禁止されています。 概要 国名:エチオピア連邦民主共和国 首都:アディスアベバ 人口:120,300,000人 面積:1,097,000k㎡ 言語:アムハラ語など 宗教:キリスト教、イスラム教など 年間コーヒー生産量:456,000t   Lineup of Ethiopia 現在販売中のエチオピアのコーヒーはこちら KARAMO / ETHIOPIA カラモ / エチオピア フローラルな香りとトロピカルフルーツやベリーのような果実感
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COUNTRY:ECUADOR

生産国:エクアドル エクアドルは南アメリカ大陸の北西部に位置する国です。 赤道直下に位置するため、スペイン語で赤道を意味する「エクアドル」という国名になりました。 固有種が数多く生息するガラパゴス諸島、内陸の熱帯雨林地域、年間を通して冷涼な山岳地域、リゾートを含む開発が進んだ海岸地域など、多種多様な生態系が共存しています。 この豊かな自然環境を活かして、コーヒーやカカオ、バナナなどの農業が盛んに行われています。 多民族国家なので異なる文化にも寛容で、過ごしやすい気候と物価の安さを理由に移住先としても注目を浴びている国です。 自然環境 エクアドルの特徴として最初に挙げられるのは標高の高さです。 標高2000mを超える生産地も多く、赤道直下に位置するため、昼夜の寒暖さが大きく、良質な酸のあるコーヒーを生産することが可能です。 また、活火山をいくつも有することで、ミネラル豊富な土壌が広がっています。 環境面と気候面に恵まれた環境だからこそ高品質なコーヒーを生み出すことが出来るのです。 生産形態 生産地域が年々減少傾向にあり、国全体で高品質なマイクロロットに力を入れています。 5ha以下の小規模農園の割合が多く、その大半は手作業で完熟チェリーを収穫し、農協や輸出業者に販売するのが一般的です。 また、新しい品種や技術の開発にも積極的で、インフューズドコーヒーや独自の精製処理方を採用する農園も増えてきています。 近年コーヒー業界において人気の高いエクアドルが今後どのような取り組みを行うのか注目を浴びています。 味わい 主に生産されている品種はブルボンやカトゥアイなど、中南米でよく見られる品種が育てられています。 周辺国と比べて標高が高いため、同じ品種でも良質な酸味を感じることができます。 他にもエクアドルの研究農園で開発されたティピカメホラードとシドラという希少品種があり、国際的にも高い評価を得ています。 ティピカメホラードはゲイシャを思わせる上品なフレーバーです。 シドラはバランスの良い甘みと酸味、滑らかな質感が特徴で、バリスタの国際大会にも使われるほど人気の高い品種です。 格付け エクアドルでは主に生産されている地域の標高によって格付けされています。 等級表記 標高 SHB / SHG 1200m〜 HB / HG 900〜1199m CT 〜899m   標高の他にもいくつかの評価基準がありますが、まだ確立されているわけではなく不明瞭です。 概要 国名:エクアドル共和国 首都:キト 人口:18,000,000人 面積:283,600k㎡ 言語:スペイン語 宗教:キリスト教 年間コーヒー生産量:7,966t   Lineup of Ecuador 過去に販売していたエクアドルのコーヒーはこちら -
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COUNTRY:BRAZIL

生産国:ブラジル ブラジルは南アメリカにに位置する国です。 南米最大の国で、大西洋やアンデス山脈、熱帯雨林などの雄大な自然と豊富な天然資源を有します。 その広大な土地で作られるコーヒーの生産量は世界1位で、世界を代表するコーヒー大国です。 多民族国家であるブラジルは、地域によって社会や経済のあり方も異なり、同国内でも様々な文化が共存しています。 ヨーロッパとアフリカの文化が融合したリオのカーニバルは、ブラジルを代表する世界最大の祭と言われています。 自然環境 他の生産国と比べて標高が低いため、赤道付近は暑すぎてコーヒー栽培に適していません。 そのため高緯度のブラジル南部に生産地は集中しています。 粘土質の肥沃な赤土が広がる広大な平原と安定した気候を兼ね備えており、コーヒーを育てやすい環境が整っています。 一方で、地形の影響を受けて霜が降りやすいため、新たな生産地の開拓が進められています。 生産形態 ブラジル最大の特徴は大規模プランテーションです。 勾配が少なく開けた広大な土地は機械の導入がしやすく、生産効率は他の国を圧倒しています。 収穫は基本的に機械で行うことが多く、木を揺らし、コーヒーチェリーをふるい落とし収穫しています。 一度に大量のコーヒーチェリーを収穫できる一方で、未熟な実も混ざってしまうというデメリットもあります。 近年では量より質を重視した農園も増えてきており、機械が入りにくい山間部や小規模農園を中心にコーヒーチェリーを念入りに選別する場所も増えてきています。 収穫量に伴い精製処理場も大きく様々なプロセスの選択肢がありますが、水資源を守るため、水の使用量が少ないナチュラルプロセスが主流となっています。 味わい 低標高で栽培されているため、落ち着いた酸味と丸みのある風味が特徴です。 ウォッシュド・ナチュラル共にクセのないフレーバーは幅広い方に楽しんでいただけます。 生産されている品種はブルボンやカトゥアイ、ロブスタ種の他、コーヒー生産量世界1位ならではの様々な品種が栽培されています。 中でも代表的なのは樹高が高く収穫量も多いことで知られるムンドノーボという品種です。 機械化が進んだブラジルで広く栽培されている品種で、ナッツやキャラメルのような風味を楽しむことができます。 格付け ブラジルでは欠点豆数、スクリーンサイズ、カップ評価をそれぞれ個別に判定して格付けします。 評価基準1 等級表記 欠点豆数 No.2 0~4個 No.3 5~8個 No.4 9~26個 No.5 27~46個 No.6 47~86個 No.7 87~160個 No.8 161~360個 評価基準2 等級表記 スクリーンサイズ #20 スクリーン20(8mm) #19 スクリーン19(7.5mm) #18 スクリーン18(7mm) #17 スクリーン17(6.75mm) #16 スクリーン16(6.5mm) #15 スクリーン15(6mm) #14 スクリーン14(5.5mm) #13 スクリーン13(5mm) 評価基準3 等級表記 カップ評価 ストリクトリーソフト 不快な味わいはなく、なめらかで甘みが十分にある。 ソフト なめらかで甘みがある。 ソフティッシュ あまり甘みが感じられない。やや甘みがある。 ハード 刺激的な苦味や酸味がある。 リオイ やや不快で刺激的な苦味や酸味がある。薬品臭がする。 リオ 強めの不快で刺激的な苦味や酸味がある。薬品臭がする。   概要 国名:ブラジル連邦共和国 首都:ブラジリア 人口:215,300,000人 面積:8,510,000k㎡ 言語:ポルトガル語 宗教:キリスト教、無宗教 年間コーヒー生産量:3,172,562t   Lineup of Brazil 過去に販売していたブラジルのコーヒーはこちら SITIO TRIUNFO / BRAZIL シティオ トゥリンフォ / ブラジル 温度変化によって感じる様々な果実感と華やかな香り
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COUNTRY:PERU

生産国:ペルー ペルーは南アメリカの西部に位置する国です。 世界で最も多様性のある国と言われ、文化や伝統、言語も様々。 観光地としても有名で、マチュピチュやナスカの地上絵などの世界遺産も数多く存在しています。 また、山岳地帯、砂漠、ジャングルといった多種多様な自然環境が広がっており、それによる豊かな生態系も特徴です。 主な産業は鉱業ですが、恵まれた自然環境を活かしてコーヒー生産も行われています。 ブラジルとコロンビアの影に隠れてあまり目立ちませんが、生産量は世界9位のコーヒー大国です。 自然環境 ペルーは国をアンデス山脈が縦断しており、主にその山岳地帯の周辺でコーヒー栽培を行っています。 寒暖差によりクオリティの高いコーヒーを生産できる他、広大な土地によって生産量を確保できるのはペルーの強みと言えるでしょう。 コーヒーの研究機関が無く、スペシャルティコーヒーという市場においては周辺国に遅れを取っていますが、ポテンシャルの高さから今後のさらなる進化が期待されている生産国です。 生産形態 生産形態は小規模農家が大半を占めており、農協に持ち込むのが一般的です。 雨季と乾季がはっきりとしないためウォッシュドプロセスが採用されることが多く、ビニールハウス内の乾燥テーブルや機械で乾燥させることが多いようです。 ペルーのコーヒー生産の特徴として、化学薬品を一切使わないオーガニック製法のコーヒーを多く生産しており、オーガニックコーヒーの生産量は世界トップレベルです。 味わい 品種は主にブルボン、ティピカ、カトゥーラなどが育てられています。 中南米らしい丸みのある甘みと柑橘やナッツを思わせる風味が特徴です。 ペルーにはコーヒーの研究機関が無く品種の特定が進んでいる途中ですが、ゲイシャ種に似た華やかなフレーバーを持つコーヒーが発見され、注目を浴びています。 また、ウチュニャリコーヒーと呼ばれるコーヒーがあり、ハナグマという動物にコーヒーチェリーを食べさせ、排泄したものを採取することで作られるもので、独特な風味が感じられるそうです。 格付け ペルーでは、検査する300gのコーヒー豆の中の欠点豆の量、検査時の機械使用の有無によって格付けされています。 等級表記 欠点豆数と機械使用の有無 ESHP 欠点豆数10以下 機械式選別機 + 電子選別機 + ハンドピック ES 欠点豆数11〜40 機械式選別機 + 電子選別機 MCM 欠点豆数41〜70 機械式選別機 × 2 MC 欠点豆数71〜100 機械式選別機 上記の基準に満たないものは規格外品として、国内で消費されます。 概要 国名:ペルー共和国 首都:リマ 人口:33,720,000人 面積:1,285,000k㎡ 言語:スペイン語、ケチュア語 宗教:キリスト教 年間コーヒー生産量:365,582t   Lineup of Peru 過去に販売していたペルーのコーヒーはこちら ROSAS PATA / PERU ロサス パタ / ペルー 甘みとコク、温度変化による様々な果実感
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COUNTRY:COLOMBIA

生産国:コロンビア コロンビアは南アメリカ大陸の北端に位置する国です。 太平洋とカリブ海、国を縦断するアンデス山脈などの雄大な自然を有し、国の電力の7割が水力発電で賄われるほど水資源も豊富です。 コロンビアは生産量が世界4位の代表的なコーヒー生産国で、その恵まれた環境を活かして高品質なコーヒーを生産しています。 数年前は内戦や麻薬、暴力事件が多発するなど、世界的に見ても危険な国でしたが、現在は政策が大きく変わり、治安も改善しています。 大自然を巡るツアーや先住民族の遺跡など、観光地としても人気の高い国です。 自然環境 コーヒーを栽培している地域は南北に大きく広がっており、コロンビア国内でも地域によって雨季と乾季の時期が異なるため、年間を通してコーヒーを収穫することができます。 多くの農園は広大な山岳地帯に点在しており、標高や気候などの自然環境もそれぞれ異なることから、コロンビア国内でも様々な味わいのコーヒーを生産することができます。 生産形態 世界を代表するコーヒー生産国であるため大規模な農園も存在しますが、生産者の多くは小規模農園で生産量が少ないため、複数の生産者の集合体でのロット形成が一般的です。 農園のある地域は山の傾斜が険しく機械が入れず、地形の問題で栽培面積を増やすこともできないため、収穫量を増やすことは難しいようです。 そのため、コロンビアでは生産技術の向上に取り組んでおり、インフューズドコーヒーや独自の精製を施したコーヒーなどを生産する農園も多く存在します。 スペシャルティコーヒーという概念が広まってからは少しずつ農園単位でのロット形成も増えており、トレーサビリティがより明確になってきています。 味わい 高品質なコーヒー生産に力を注いでいるため、生産しているのはアラビカ種のみ。 ブルボンやカトゥアイなどの中南米を代表する品種が主に育てられているので、甘みのしっかりとしたコーヒーが多い傾向にあります。 他にも近年人気の高いゲイシャ種や、コロンビアのコーヒー研究機関「CENICAFE」によって開発された新しい品種など、数多くの品種が栽培されています。 様々な地域特性、独自の精製方法、豊富な栽培品種など、コロンビアのコーヒーの味わいは無限大です。 格付け コロンビアではスクリーンサイズ(豆の粒の大きさ)で格付けされています。 等級表記 スクリーンサイズ Excelso Premium エクセルソ プレミアム S18(約7.15mm) Excelso Supremo エクセルソ スプレモ S17(約6.75mm) Excelso Extra エクセルソ エクストラ S16(約6.35mm) Excelso Europa エクセルソ ヨーロッパ S15(約5.96mm) Excelso UGQ エクセルソ UGQ 全体の50%がS15(約5.96mm) 残りはS14(約5.56mm) Excelso Caracol エクセルソ カラコル S12(約4.76mm)   概要 国名:コロンビア共和国 首都:ボゴタ 人口:51,520,000人 面積:1,142,000k㎡ 言語:スペイン語 宗教:キリスト教 年間コーヒー生産量:560,340t   Lineup of Colombia 現在販売中のコロンビアのコーヒーはこちら EL POTRERO / COLOMBIA  エル ポトレロ / コロンビア 上質なトロピカルフルーツの華やかさとこっくりとした甘み
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COUNTRY:MEXICO

生産国:メキシコ メキシコは北アメリカの南部、北米と南米を繋ぐ場所に位置する国です。 日本の約5倍の国土面積があり、広い国土には砂漠やジャングル、山岳地帯などの多種多様な自然環境が広がっています。 過ごしやすい気候と豊かな資源に恵まれたこの国では、立地を生かした農業、世界屈指の消費国であるアメリカへの工業、リゾート地や世界遺産による観光業など、様々な産業で財を成しています。 都市部ではインフラ設備も整っており、他のコーヒー生産国と比べるとかなり開発が進んでいる国と言えます。 その一方で、移民や犯罪件数の増加、貧富の差など、解決するべき問題を多く抱えており、治安が良いとは言えないのが現状です。 自然環境 メキシコの北部は乾燥地帯のため、コーヒー栽培は十分な雨量が確保できる南部で行なわれています。 国土の大半が標高1000m以上の高地帯で昼夜の寒暖差もあり、土壌の質も高いためコーヒーの生産に適した環境だと言えます。 生産形態 他の中米国と比べると国土は広いですが、大規模な農園は少なく、50万人近くの小規模生産者によって栽培されています。 農園の多くはメキシコ南部の山岳地帯に位置しており、急斜面な場所であることから機械ではなく手積みで丁寧に収穫も行なわれています。 栽培方法も自然環境に配慮されており、農薬や化学肥料を使わずに栽培されたコーヒーの世界シェア率は60%を超えています。 メキシコは世界最大のオーガニックコーヒー産地なのです。 味わい 生産されている主な品種はブルボンやティピカ、カトゥーラなどで程よい甘みが特徴です。 以前はあまり品質が高くないイメージを持たれていたメキシコ産コーヒーですが、近年では良質な酸を持つコーヒーも栽培されるようになり、注目を浴びている生産国のひとつです。 また、メキシコは薬剤を使わないカフェイン処理場を所有していて、安全かつ風味を維持した高品質なデカフェコーヒーも人気があります。 格付け メキシコのコーヒー豆の格付けは2種類の評価基準が混在しています。 いずれも産地の標高で格付けされており、より標高が高いほど良い等級として扱われます。 基準1 等級表記 標高 SHG 1700m〜 HG 1000〜1699m PW 700〜999m 基準2 等級表記 標高 AL 1300m〜 PL 900〜1299m BL 750〜899m   概要 国名:メキシコ合衆国 首都:メキシコシティ 人口:127,500,000人 面積:1,973,000k㎡ 言語:スペイン語 宗教:キリスト教 年間コーヒー生産量:175,555t   Lineup of Mexico 現在販売中のメキシコのコーヒーはこちら FINCA CONSOLAPAN / MEXICO フィンカ コンソラパン / メキシコ 温度変化によって柑橘やベリーのような味わいの変化を感じる
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COUNTRY:NICARAGUA

生産国:ニカラグア ニカラグアは中央アメリカの中部に位置する国です。 中米7ヶ国の中では最も広い国土面積を持ち、火山や湖、美しい海岸など、自然環境に恵まれた国です。 過去の内乱の傷跡や自然災害が影響して国内情勢に様々な問題を抱えていますが、周辺国と比べると比較的治安も安定しています。 貧困国であるため主な産業は農業ですが、スペインの植民地だった面影を活かして観光業も盛んです。 ヨーロッパ調のレトロな町並みや教会、大自然を生かしたツアーなど、近年は観光客にも人気のある国です。 自然環境 コーヒー栽培は主に昼夜の寒暖差のある標高1000m以上の山岳地帯で行なわれています。 熱帯気候特有の安定した雨量に加えて、ニカラグアは火山を多く有するため、栄養を多く含んだ火山灰性土壌が広がっています。 十分な標高、雨量、土質が揃う土地だからこそ、高い品質のコーヒーを生産することが出来るのです。 生産形態 国境付近となる北部では小規模農家が点在しており、高標高を活かしてクオリティの高いコーヒーを生産しています。 その一方で、コーヒー生産を政府が補助し多くのプランテーションを建設。 中米では珍しく大規模なプランテーションで生産している場所も多数存在します。 収穫されたコーヒーは農協やウェットミルに持ち込まれるのが一般的な生産の流れです。 味わい 生産されている品種はカトゥーラやカトゥアイ、パカマラなど、多くの種類がありますが、ニカラグアの代表的な品種といえばジャバとマラカトゥーラでしょう。 ジャバはニカラグアに良く植えられている品種で、同国で生産されたものはジャバニと呼ばれることもあります。 酸味と甘みのバランスに優れており、華やかな香りが特徴的な品種です。 マラカトゥーラはニカラグアで発見された品種で高いカップクオリティを秘めた品種です。 格付け ニカラグアのコーヒー豆は産地の標高によって格付けされます。 標高が高いほど高い等級になりますが、品質は考慮されていません。 等級表記 標高 SHG 1500m〜2000m HG 1300〜1500m MG 1000〜1300m LG 〜1000m 概要 国名:ニカラグア共和国 首都:マナグア 人口:6,851,000人 面積:130,400k㎡ 言語:スペイン語 宗教:キリスト教 年間コーヒー生産量:167,831t   Lineup of Nicaragua 現在販売中のニカラグアのコーヒーはこちら EL SUYATAL / NICARAGUA  エル スヤタル / ニカラグア 毎日飲んでも飲み飽きないクリーンなコーヒー LOS ALTIPLANOS / NICARAGUA  ロス アルティプラノス / ニカラグア 落ち着いたベリー感とバランスの良い甘み
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