KNOWLEDGE : CUP OF EXCELLENCE
コーヒー知識:カップオブエクセレンス
Cup Of Exellence(カップ・オブ・エクセレンス、通称COE)は、各国の最高品質のコーヒーを決める品評会プログラムです。 Alliance For Coffee Excellence(アライアンス・フォー・コーヒー・エクセレンス)というNPO法人によって運営され、 世界各国のコーヒーに関するスペシャリストが携わっています。 COEは毎年それぞれの国で行われ、厳格な審査のもと、その年に生産された各国の最高品質のコーヒーにのみ、その称号が与えられます。
COEの目的
COEは各国のコーヒーの品質向上を目的としています。
COEで高い評価を得たコーヒー豆は高値で取引され、売上金額の多くは生産者に渡ります。
品質の高いコーヒーを栽培すれば大きな利益を得ることができる可能性があるため、生産者全体の品質向上に対するモチベーションに繋がっています。
また、貧しい国のコーヒーの価値を高めることで、経済発展にも繋がります。 一方で、消費者側も品質の高いコーヒーを味わう機会が増えるため、お互いにメリットがあります。
COEの審査
COEの審査は6つのラウンドに分かれています。
参加するコーヒーはそれぞれのラウンドごとにカッピングによって点数が付けられ、一定の基準をクリアしたコーヒーのみが次のセクションに進むことができます。
採点はCOEのカッピングフォームに則り、「カップのクリーンさ」「甘さ」「酸味」「質感」「風味」「後味」「全体のバランス」「総合評価」の8つの項目を合計100点満点で採点します。
カッピングはコーヒーの品質管理に関するスペシャリストである審査員が実施し、公平性を担保するためすべてブラインドで行われます。
現在の基準では87点以上かつ30位以内のコーヒーが入賞となり、COEの称号が与えられます。
COEの取引
COEの取引はAlliance For Coffee Excellenceを介した生産者と落札者による直取引で実施されています。 入賞したコーヒーはインターネットを介して世界中で一斉にオークションが行われ、最高額を提示したバイヤーによって落札されます。 この仕組みにより落札金額の大半が生産者に渡り、落札者も生産者から直接購入ができるといった透明性の高い取引が行われ、双方にメリットがあるといえます。
COEの影響
COEが与えるポジティブな影響は生産者や生産国において顕著です。 優れた品質のコーヒーが正当な評価を受け、その対価を得ることができる仕組みは、コーヒー業界全体の品質向上に大きく貢献するのみならず、コーヒー生産者の所得向上に影響をもたらしています。
また私たち消費者にとってもより良い品質のコーヒーを飲む機会が増え、コーヒーの嗜好の幅が広がるといった、生産者・消費者双方にとって良い循環が生まれています。
Lineup of COE
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KNOWLEDGE:DECAF COFFEE
コーヒー知識:デカフェコーヒー
デカフェコーヒーとは、カフェインが取り除かれたコーヒーのことです。
カフェインは眠気を解消したり集中力を上げる効果がありますが、人によっては望ましくない作用となることもあります。
「カフェインは避けたいけど、コーヒーを楽しみたい。」そんな人達のためにデカフェコーヒーは開発されました。
デカフェという言葉は、カフェインを抜いたことを意味する「decaffeinated」という英単語が元になっています。
もともとカフェインが含まれているものからカフェインを取り除いたり、本来カフェインを添加するものにカフェインを添加しないことで、カフェインを極力含んでいない状態になっているものを指します。
コーヒーに関しては完全にカフェインを取り除くことは難しく、0.1〜0.3%のカフェインが含まれています。
デカフェコーヒーの魅力
デカフェコーヒーはカフェインの含有量が少ないことで様々なメリットがあります。
1.睡眠への影響が少ない
カフェインは脳を覚醒させる作用があり、睡眠を妨げる可能性があります。
一方、デカフェコーヒーは睡眠への影響が少なく、就寝前でもコーヒーを楽しむ事ができます。
2.妊娠中・授乳中でも飲みやすい
妊娠中や授乳中は、胎児や乳児に影響を与える可能性があるため、カフェインの摂取を制限するべきです。
しかし、デカフェコーヒーであればカフェインを極力取り除いているため、安心して飲むことができます。
3.消化器官にやさしい
カフェインは胃腸を刺激する効果があり、体調不良を引き起こす人がいます。
デカフェコーヒーは胃腸に優しく刺激も少ないため、消化器官に問題を抱える人でもコーヒーを飲むことができます。
風味
デカフェコーヒーは通常のコーヒーとは若干風味が異なります。
コーヒーの苦味を構成している成分の1つであるカフェインを除去しているため、苦みが少なく穏やかな味わいです。
脱カフェイン処理の過程で少量の香味成分も失われてしまうため、風味が落ちてしまうのは否めません。
しかし、近年では技術進歩により、風味があまり劣化せずに酸味や甘味、華やかさを楽しめるデカフェコーヒーも増えてきています。
脱カフェイン処理
カフェインを取り除く方法は大きく分けて3種類あります。
1.有機溶媒抽出法
化学薬品を使用してカフェインを溶かす方法です。
安価にカフェインを除去できるというメリットがありますが、安全面に問題があるため、現在日本での販売が禁止されています。
2.水抽出法
水を使用してカフェインを処理する方法です。
カフェイン以外の成分が飽和状態となった水溶液にコーヒーを浸すことで、コーヒー豆からカフェインのみを除去します。
化学薬品を使用せず安全性に優れている他、他の成分の流出を抑えられるため、風味の劣化を防ぐというメリットもあります。
3.超臨界二酸化炭素抽出法
超臨界状態(液体でも気体でもない状態)の二酸化炭素を使用してカフェインを取り除く最新技術です。
コーヒー豆が入ったタンクに気体と液体の2つの性質を兼ね備えた状態の二酸化炭素を投入し、カフェインを二酸化炭素に溶かす方法です。
安全面も優れていて、他の抽出方法と比べてカフェインのみを効果的に除去することができます。
また、使用された二酸化炭素は再利用できるため、環境への負荷も最小限に抑えられています。
Lineup of Decaf
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DECAF ORIGINAL BLEND
デカフェ オリジナルブレンド
ブラウンシュガーやアーモンドのような甘みとジャスミンのような華やかさ
KNOWLEDGE:COFFEE CHERRY
コーヒー知識:コーヒーチェリー
私達が普段目にしているコーヒー豆は、アカネ科コフィア属に分類するコーヒーノキという植物の果実から取り出された種子です。
受粉後数ヶ月で緑色の実がなり、半年以上かけて真っ赤に熟していきます。
その果実がさくらんぼに似ていることから一般的にコーヒーチェリーと呼ばれています。
コーヒーチェリーの構造
1.外皮・果肉
コーヒーチェリーの一番外側は外皮に覆われおり、果肉や種子を守る役割を担っています。
通常は熟すと赤くなりますが、品種によっては黄色やオレンジ色に熟すものもあります。
果肉はほとんど無いため食用としてはほとんど流通することはありませんが、食べると甘酸っぱい味わいを感じます。
外皮と果肉は捨てられることが多いですが、生産者によっては農園の肥料やコーヒーの精製処理に使われます。
また、外皮と果肉を乾燥させたものをカスカラと呼び、シロップやお茶に使用されることもあります。
2.ミューシレージ
果肉とパーチメントの間にある粘液質です。
コーヒーチェリーが成長すると同時に、内側のパーチメントを覆うように発達していきます。
ミューシレージを取り除いて乾燥させたものをウォッシュド、ミューシレージを残して乾燥させたものをパルプドナチュラルもしくはハニープロセス、コーヒーチェリーのまま乾燥させるものをナチュラルと呼びます。
3.パーチメント
果肉と種子の間にある薄茶色の保護層で、内果皮とも呼ばれています。
中の種子を取り出す際に脱穀機を使って除去されます。
ウォッシュドプロセスではパーチメントを残した状態で乾燥させますが、スマトラ式と呼ばれる精製方法ではパーチメントも除去してから乾燥させます。
4.シルバースキン
種子の表面を薄く覆っている皮で、銀皮やチャフとも呼ばれています。
コーヒー豆を焙煎する時に焼失するため、ほとんど焙煎豆には残りません。
ウォッシュドプロセスの場合は焙煎豆のセンターカットにシルバースキンが残る傾向があるため、コーヒー豆を見て精製方法を予測することができます。
5.種子
コーヒーの原材料となる部分で、生豆やグリーンと呼ばれています。
通常は一つのコーヒーチェリーに対して2つの種子が向かい合うように入っており、種子の中央にはセンターカットと呼ばれる溝があります。
種子を焙煎・粉砕し、水で成分を抽出したものが私達が飲んでいるコーヒーです。
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About variety
品種について
COUNTRY:BURUNDI
生産国:ブルンジ
ブルンジはアフリカ大陸の中部に位置する小さな国です。
悲惨な過去をキッカケに政治が安定した隣国のルワンダとは違い、ブルンジは未だに民族対立が続いています。
その結果、政治が不安定な状態が続き、現在では世界最貧国の一つになっています。
アフリカの中では経済的な遅れを取っているブルンジにとってコーヒー生産は国の重要な産業で、国民の半数がコーヒーの生産に関わっているとも言われています。
自然環境
国土は小さいですが、火山性の肥沃な土壌、適度な降水量など、コーヒーを栽培するにあたって理想的な条件が揃っています。
アフリカの内陸国で標高も高く、酸味と甘味のバランスが優れたコーヒーの生産が可能です。
土地のポテンシャル以外にも、この数年で農業技術や管理体制が改善されたことで飛躍的にコーヒーの品質が向上しています。
生産形態
生産形態は家族経営の小規模農園が多く、ウォッシングステーションがチェリーを買い取るのが一般的な流れです。
そうして持ち込まれたコーヒーの大半は伝統的なウォッシュドプロセスで処理されます。
近年では新しい風味表現に目を向け、研究を重ねつつナチュラルプロセスのコーヒーを生産する地域も少しづつ増えてきています。
低品質なコーヒーのイメージを見事に塗り替え、今まさにコーヒー業界で注目を浴びている生産国です。
味わい
主に生産されている品種はブルボンで、品種由来の甘みとアフリカならではの酸味が特徴です。
ウォッシュドプロセスであれば、ジューシーな柑橘系のような風味を楽しむことができます。
同国内でも地域特性によって味わいの傾向が異なり、北部では明かるく上品な酸味、南部では甘みとボディ感がしっかりと感じられる傾向があります。
格付け
ブルンジのコーヒーは主にスクリーンサイズによって格付けされます。
等級表記
スクリーンサイズ
AA
S17(6.8mm以上)
A
S16(6.4mm以上)
B
S15(6.0mm以上)
スクリーンサイズ以外の評価方法もありますが、明確には決まっていません。
概要
国名:ブルンジ共和国
首都:ギテガ
人口:12,890,000人
面積:27,830k㎡
言語:ルンディ語、英語、フランス語
宗教:キリスト教
年間コーヒー生産量:17,100t
Lineup of Burundi
現在販売中のブルンジのコーヒーはこちら
BUZIRA CWS / BURUNDI
ブジラ ウォッシングステーション / ブルンジ
ベリーや青リンゴのような果実味
COUNTRY:TANZANIA
生産国:タンザニア
タンザニアはアフリカ大国の東部に位置する国です。
国内には各地に野生動物の楽園とも言える大草原サバンナが点在しており、他インド洋やアフリカ最大の湖ビクトリア湖、名峰キリマンジャロなど、アフリカらしい大自然が広がっています。
人々の暮らしは周辺国と比べると安定していますが、近代化が進んでいないため貧困層が多く暮らしています。
国民の約8割が農業に関わっていると言われており、コーヒー生産も国にとっては重要な産業となっています。
自然環境
タンザニアは国土の大半が標高1500mを超える高原地帯が占めています。
中でも北西部に位置するキリマンジャロ峰はアフリカ最高峰の山で、その麓では良質な酸と甘みを含んだコーヒーを生産することができます。
また、様々な生態系が影響して土壌の栄養も豊富で、雨季と乾季もはっきりと分かれているので、高品質のコーヒーを安定して栽培する環境が整っています。
生産形態
生産形態は小規模農園が9割を占め、ウォッシュドプロセスが主流です。
規格外の低クオリティなコーヒーをナチュラルプロセスで処理するのがタンザニアでは一般的なため、輸出されるコーヒーの殆どはウォッシュドプロセスになってしまうという背景があります。
しかし近年では、タンザニアは雨季と乾季がはっきりと分かれた気候で、チェリーを適切に管理しやすいため、高品質なナチュラルプロセスのコーヒーを生産する農家も増えてきています。
味わい
主に生産されている品種はブルボンやケントで、柑橘系の酸味やタンザニア特有の野性味のある味わいが感じることができます。
ケントはタンザニアではメジャーな品種で、近年スペシャルティコーヒー業界においても見る機会が増えています。
派手さはありませんが、明るくフルーティな酸味が特徴で、病気に強く育てやすいメリットもあります。
様々な品種の取り入れには積極的で、パカマラやゲイシャなどの人気の高い品種を育てている地域もあり、世界的に注目を浴びています。
格付け
タンザニアのコーヒーは主にスクリーンサイズ(豆の粒の大きさ)によって格付けされます。
等級表記
スクリーンサイズ
AA
6.75mm以上
A
6.25mm以上6.75mm未満
B
6.15mm以上6.25mm未満
C
5.90mm以上6.15mm未満
E
エレファント
著しく大きいもの
概要
国名:タンザニア連合共和国
首都:ドドマ
人口:65,500,000人
面積:945,100k㎡
言語:スワヒリ語、英語
宗教:キリスト教、イスラム教
年間コーヒー生産量:73,027t
Lineup of Tanzania
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TEMBO TEMBO / TANZANIA
テンボテンボ / タンザニア
柑橘や洋梨、ピーチのような果実感
COUNTRY:UGANDA
生産国:ウガンダ
ウガンダは東アフリカの赤道上に位置する国です。
雪に覆われた山地や巨大な湖、数多くの野生動物など、自然界の楽園で「アフリカの真珠」とも呼ばれています。
世界で最も貧しい国の一つであるこの国は、難民の流入増加による治安の悪化や度重なる自然災害、不十分な衛生設備、失業率の悪化など、数え切れないほどの問題を抱えています。
多くの国民は農業を営んでいますが、収入が少なく、日々の生活に苦労している人々は少なくありません。
自然環境
ウガンダは赤道直下の国でありながらも、標高1200m以上の高原地帯が広がっています。
昼夜の寒暖差はありつつも、年間を通じて快適な気温でコーヒーを栽培することが可能です。
日射量と雨量も十分にあり、土質も栄養を多く含んだ火山灰性の土壌のため、コーヒー栽培に適した土地となっています。
生産形態
小規模農園が大半を占めており、地域のウォッシングステーションに持ち寄るのが一般的な流通の流れです。
国内情勢の不安定さやインフラ不備が原因で低クオリティなコーヒーの産地として知られていましたが、近年では最新のウォッシングステーションが設営されたり、地の利を活かした栽培方法を指導する農家が増えた影響で品質の高いコーヒーが少しづつ増えてきています。
高いポテンシャルを秘めた、現在注目を浴びている生産国です。
味わい
ウガンダはロブスタ種発祥の地と言われており、コーヒー生産量の9割以上を占めるほどロブスタの栽培が盛んです。
他の主要なロブスタ生産国と比べて標高が高いため、適度な酸味や甘みがあり、エスプレッソ用の豆としての人気があります。
アラビカ種では主にブルボンが生産されており、品種由来の甘みだけでなく穏やかな酸質やしっかりとしたボディ感が特徴です。
格付け
ウガンダのコーヒーはスクリーンサイズ(大きさ)と欠点豆の割合によって格付けされています。
等級表記
大きさと欠点数
Bugisu AA
産地がブギスエリア
スクリーンサイズ19以上が90%以上
欠点豆数10%以下
Bugisu A
産地がブギスエリア
スクリーンサイズ16以上が90%以上
欠点豆数10%以下
AA
スクリーンサイズ17~18
A
スクリーンサイズ15~16
概要
国名:ウガンダ共和国
首都:カンパラ
人口:42,750,000人
面積:241,000k㎡
言語:スワヒリ語、英語
宗教:キリスト教、イスラム教
年間コーヒー生産量:374,760t
Lineup of Uganda
現在販売中のウガンダのコーヒーはこちら
RWENZORI CWS / UGANDA
ルウェンゾリ コーヒーウォッシングステーション / ウガンダ
ブドウのような果実感とラベンダーのような華やかさ
COUNTRY:RWANDA
生産国:ルワンダ
ルワンダは東アフリカの内陸に位置する国です。
悲惨な過去からの復興を経て、急速な経済発展を遂げたことで「アフリカの奇跡」として知られており、アフリカの中でも先進国と呼ばれるまでに成長しました。
サバンナや湿地帯、なだらかな山岳地帯など、様々な自然環境を有し、ルワンダで暮らす人々は多くの野生動物とともに共存しています。
現在は治安も大幅に改善され、観光客も多く訪れるようになっており、大自然の中でマウンテンゴリラを観察するツアーが人気です。
自然環境
「千の丘の国」とも呼ばれるルワンダはその名の通り起伏の富んだ地形が広がっています。
コーヒーを育てている地域の多くは海抜1600m以上の高地で栽培しており、寒暖差の激しい気候で育てることによって良質な酸味を持つコーヒーを生産することができます。
また、肥沃な火山性の土壌と安定した降雨量により高品質なコーヒーの生産が可能です。
生産形態
小規模農園が地域のウォッシングステーションに持ち寄るのが一般的な流通の流れです。
そのため、ウォッシングステーション単位で1つのロットが形成されます。
生産性を安定させるために大半のコーヒーはウォッシュドプロセスによって精製されるのもルワンダの特徴です。
輸出する際にはNABE(ナイーブ)という機関を経由します。
この機関はコーヒーの品質管理の他に、コーヒーの苗や肥料な配布など、コーヒー生産を手助けする取り組みも行っています。
味わい
NAEBから支給されるコーヒーの苗木がブルボン種の苗なので、ルワンダで生産されている殆どのコーヒーがブルボン種です。 味わいは品種由来の軽やかなボディと甘みに加えて、ルワンダ独特の青みのある果実味を感じることができます。 大半はウォッシュドプロセスのコーヒーですが、近年では新しい品種やプロセスに取り組む生産者が少しずつ増えており、新しい味わいのルワンダコーヒーとして注目を浴びています。
格付け
欠点豆の混入数がが少ないものが高く評価されます。
更に、格付けするときにはカッピングの評価も加えられ、5つのグレードに分けられます。
等級表記
Super Specialty
Specialty
G1
G2
G3
概要
国名:ルワンダ共和国
首都:キガリ
人口:13,460,000人
面積:26,340k㎡
言語:キニアルワンダ語
宗教:キリスト教
年間コーヒー生産量:19,467t
Lineup of Rwanda
過去に販売していたルワンダのコーヒーはこちら
DUKUNDEKAWA / RWANDA
デュクンデ / ルワンダ
柑橘系のジューシーな果実感とオレンジピールのような青々しさ
COUNTRY:KENYA
生産国:ケニア
ケニアはアフリカ東部に位置する国です。
周辺国と比べて経済発展が進んでいて、アフリカ最大規模の港を有することで東アフリカ諸国の玄関口としての役割も担っています。
国の都市部は栄えている一方で、街の外には山岳地帯や砂漠、サバンナなどのアフリカらしい大自然が広がっています。
そのような大自然を観光資源としても活用し、キリンやゾウなどを間近で見るサファリツアーが人気です。
国の主要産業は農業で、ケニアで暮らす人々の多くは農業を営んでおり、主に紅茶やコーヒーなどの嗜好品を生産しています。
自然環境
国が赤道直下に位置していることと、国土の大部分を標高1000m以上の高地が占めているという2つの理由によって、寒暖差が激しい地域が多い傾向にあります。 さらに、豊かな水源と地域特有の赤粘土質の土壌が合わさることで、世界中を魅了するケニアならではの独特な味わいが作り出されています。
生産形態
コーヒー生産は大小様々な農家がコーヒーチェリーをファクトリーと呼ばれる設備に持ち込むのが一般的な流通の流れです。
ファクトリーで水洗処理が施された後に輸出業者などの手に渡ります。
そのため、他のアフリカの生産国と同様に、複数の生産者のコーヒーが混合された状態で1つのロットが形成されます。
ファクトリーは精製を行うだけでなく、各農家に対する指導も行っています。
除草や剪定、施肥などの細かな指導が徹底されていることで品質向上に繋がっています。
味わい
ケニアの代表品種といえばSL28とSL34です。
大粒でジューシーな明るい酸味としっかりとしたボディが特徴で、ケニアらしい味わいを形作る人気の高い品種です。
かつてケニアに存在していたスコットラボラトリーというコーヒー研究所で選抜された品種で、優れた風味を保ちつつ栽培環境に適応するように改良された非常に優秀な品種でもあります。
風味はSL品種と比べると劣りますが、生産性が高く病耐性に優れたルイル11やK7、バティアンなども生産されており、これら複数の品種が混合して1つのロットが形成されています。
格付け
ケニアのコーヒー豆はスクリーンサイズ(コーヒー豆の粒の大きさ)で格付けされています。
等級表記
スクリーンサイズ
AA
スクリーンサイズ17〜18(6.8mm以上)
AB
スクリーンサイズ15〜16(6.0mm以上6.8mm未満)
C
スクリーンサイズ15(6.0mm未満)
E
異常に大きなサイズ
TT
風圧で飛ばされた
軽量で密度の低いコーヒー豆
T
コーヒー豆の割れた破片
微細豆や未熟なコーヒー豆
PB
ピーベリー(丸豆)
日本国内ではAAランクまたはABランクのコーヒー生豆が輸入されます。
近年ではAAランクよりもABランクの方が複雑な香味があると見直されつつあり、ABランクのコーヒー豆を好むロースターも増えています。
概要
国名:ケニア共和国
首都:ナイロビ
人口:53,010,000人
面積:583,000k㎡
言語:スワヒリ語、英語
宗教:伝統宗教、キリスト教、イスラム教
年間コーヒー生産量:34,500t
Lineup of Kenya
過去に販売していたケニアのコーヒーはこちら
KAMUNYAKA / KENYA
カムンヤカ / ケニア
グレープフルーツのような酸味、とろりとした質感
COUNTRY:ETHIOPIA
生産国:エチオピア
エチオピアは東アフリカに位置する国です。
国の大部分を高原が占めており、赤道付近でありながらも年間の平均気温は東京とあまり変わりません。
高原の他にも砂漠や森林、湿地帯など、変化に富んだ大地が広がっています。
多民族国家であるエチオピアは80以上の民族が共存しており、言語、文化や伝統も地域によって様々です。
国民の多くは農業を営んでおり、主にコーヒーや穀物を栽培しています。
エチオピアはコーヒーの起源とされており、森の中や住宅の庭などに野生のコーヒーノキが自生しているため、原住民にとってもコーヒーは馴染みのある飲み物です。
自然環境
エチオピアの高原の平均標高は約1700mです。
2000m以上のエリアもあり、昼夜の寒暖差が激しくなることで、良質な酸を含む美味しいコーヒーを生産することができます。
また、広大な土地に広がる火山性の肥沃な土壌と十分な雨量、栽培に適した気候など、高品質なコーヒー生産に関してはとても恵まれた環境です。
生産形態
他の国と異なる点は、「農園」という生産形態が少ないことです。
野生のコーヒーノキが自生しているエチオピアでは、庭先で他の作物と一緒に栽培する「ガーデンコーヒー」、自然の森に自生しているものから収穫する「フォレストコーヒー」など、様々な栽培方法があります。
収穫したコーヒーチェリーは地域のウォッシングステーションへ運ばれ、精製された後に輸出業者などの手に渡ります。
味わい
主に生産されているのはエアルーム(在来種)です。
厳密には在来種にも様々な種類があり、具体的な品種が判明していないものも多く、あくまでも大きな括りとしてエアルームと呼ばれています。
軽やかなボディと華やかな香りが特徴で、ナチュラルプロセスであればベリーや赤ワイン、ウォッシュドプロセスであれば柔らかな柑橘やジャスミンのような風味を楽しむことができます。
格付け
エチオピアのコーヒー豆は300gの生豆に含まれる欠点豆の数でグレード分けされています。
等級表記
欠点豆数
G1
0〜3個
G2
4~12個
G3
13~27個
G4
28~45個
G5
46〜75個
G6
76〜150個
G7
151〜340個
G8
340〜
G1の等級になるのはイルガチェフェ地区のごく一部のコーヒーとなっています。
日本に輸入されるものは基本的にG4までです。
G6以下のコーヒーはエチオピア国外への輸出が禁止されています。
概要
国名:エチオピア連邦民主共和国
首都:アディスアベバ
人口:120,300,000人
面積:1,097,000k㎡
言語:アムハラ語など
宗教:キリスト教、イスラム教など
年間コーヒー生産量:456,000t
Lineup of Ethiopia
現在販売中のエチオピアのコーヒーはこちら
KARAMO / ETHIOPIA
カラモ / エチオピア
フローラルな香りとトロピカルフルーツやベリーのような果実感
COUNTRY:ECUADOR
生産国:エクアドル
エクアドルは南アメリカ大陸の北西部に位置する国です。
赤道直下に位置するため、スペイン語で赤道を意味する「エクアドル」という国名になりました。
固有種が数多く生息するガラパゴス諸島、内陸の熱帯雨林地域、年間を通して冷涼な山岳地域、リゾートを含む開発が進んだ海岸地域など、多種多様な生態系が共存しています。
この豊かな自然環境を活かして、コーヒーやカカオ、バナナなどの農業が盛んに行われています。
多民族国家なので異なる文化にも寛容で、過ごしやすい気候と物価の安さを理由に移住先としても注目を浴びている国です。
自然環境
エクアドルの特徴として最初に挙げられるのは標高の高さです。
標高2000mを超える生産地も多く、赤道直下に位置するため、昼夜の寒暖さが大きく、良質な酸のあるコーヒーを生産することが可能です。
また、活火山をいくつも有することで、ミネラル豊富な土壌が広がっています。
環境面と気候面に恵まれた環境だからこそ高品質なコーヒーを生み出すことが出来るのです。
生産形態
生産地域が年々減少傾向にあり、国全体で高品質なマイクロロットに力を入れています。
5ha以下の小規模農園の割合が多く、その大半は手作業で完熟チェリーを収穫し、農協や輸出業者に販売するのが一般的です。
また、新しい品種や技術の開発にも積極的で、インフューズドコーヒーや独自の精製処理方を採用する農園も増えてきています。
近年コーヒー業界において人気の高いエクアドルが今後どのような取り組みを行うのか注目を浴びています。
味わい
主に生産されている品種はブルボンやカトゥアイなど、中南米でよく見られる品種が育てられています。
周辺国と比べて標高が高いため、同じ品種でも良質な酸味を感じることができます。
他にもエクアドルの研究農園で開発されたティピカメホラードとシドラという希少品種があり、国際的にも高い評価を得ています。
ティピカメホラードはゲイシャを思わせる上品なフレーバーです。
シドラはバランスの良い甘みと酸味、滑らかな質感が特徴で、バリスタの国際大会にも使われるほど人気の高い品種です。
格付け
エクアドルでは主に生産されている地域の標高によって格付けされています。
等級表記
標高
SHB / SHG
1200m〜
HB / HG
900〜1199m
CT
〜899m
標高の他にもいくつかの評価基準がありますが、まだ確立されているわけではなく不明瞭です。
概要
国名:エクアドル共和国
首都:キト
人口:18,000,000人
面積:283,600k㎡
言語:スペイン語
宗教:キリスト教
年間コーヒー生産量:7,966t
Lineup of Ecuador
過去に販売していたエクアドルのコーヒーはこちら
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