COUNTRY:BRAZIL

生産国:ブラジル
ブラジルは南アメリカにに位置する国です。
南米最大の国で、大西洋やアンデス山脈、熱帯雨林などの雄大な自然と豊富な天然資源を有します。
その広大な土地で作られるコーヒーの生産量は世界1位で、世界を代表するコーヒー大国です。
多民族国家であるブラジルは、地域によって社会や経済のあり方も異なり、同国内でも様々な文化が共存しています。
ヨーロッパとアフリカの文化が融合したリオのカーニバルは、ブラジルを代表する世界最大の祭と言われています。

自然環境
他の生産国と比べて標高が低いため、赤道付近は暑すぎてコーヒー栽培に適していません。
そのため高緯度のブラジル南部に生産地は集中しています。
粘土質の肥沃な赤土が広がる広大な平原と安定した気候を兼ね備えており、コーヒーを育てやすい環境が整っています。
一方で、地形の影響を受けて霜が降りやすいため、新たな生産地の開拓が進められています。

生産形態
ブラジル最大の特徴は大規模プランテーションです。
勾配が少なく開けた広大な土地は機械の導入がしやすく、生産効率は他の国を圧倒しています。
収穫は基本的に機械で行うことが多く、木を揺らし、コーヒーチェリーをふるい落とし収穫しています。
一度に大量のコーヒーチェリーを収穫できる一方で、未熟な実も混ざってしまうというデメリットもあります。
近年では量より質を重視した農園も増えてきており、機械が入りにくい山間部や小規模農園を中心にコーヒーチェリーを念入りに選別する場所も増えてきています。
収穫量に伴い精製処理場も大きく様々なプロセスの選択肢がありますが、水資源を守るため、水の使用量が少ないナチュラルプロセスが主流となっています。

味わい
低標高で栽培されているため、落ち着いた酸味と丸みのある風味が特徴です。
ウォッシュドナチュラル共にクセのないフレーバーは幅広い方に楽しんでいただけます。
生産されている品種はブルボンやカトゥアイ、ロブスタ種の他、コーヒー生産量世界1位ならではの様々な品種が栽培されています。
中でも代表的なのは樹高が高く収穫量も多いことで知られるムンドノーボという品種です。
機械化が進んだブラジルで広く栽培されている品種で、ナッツやキャラメルのような風味を楽しむことができます。

格付け
ブラジルでは欠点豆数、スクリーンサイズ、カップ評価をそれぞれ個別に判定して格付けします。

評価基準1
等級表記 欠点豆数
No.2 0~4個
No.3 5~8個
No.4 9~26個
No.5 27~46個
No.6 47~86個
No.7 87~160個
No.8 161~360個
評価基準2
等級表記 スクリーンサイズ
#20 スクリーン20(8mm)
#19 スクリーン19(7.5mm)
#18 スクリーン18(7mm)
#17 スクリーン17(6.75mm)
#16 スクリーン16(6.5mm)
#15 スクリーン15(6mm)
#14 スクリーン14(5.5mm)
#13 スクリーン13(5mm)
評価基準3
等級表記 カップ評価
ストリクトリーソフト 不快な味わいはなく、なめらかで甘みが十分にある。
ソフト なめらかで甘みがある。
ソフティッシュ あまり甘みが感じられない。やや甘みがある。
ハード 刺激的な苦味や酸味がある。
リオイ やや不快で刺激的な苦味や酸味がある。薬品臭がする。
リオ 強めの不快で刺激的な苦味や酸味がある。薬品臭がする。

 

概要
国名:ブラジル連邦共和国
首都:ブラジリア
人口:215,300,000人
面積:8,510,000k㎡
言語:ポルトガル語
宗教:キリスト教、無宗教
年間コーヒー生産量:3,172,562t

 

Lineup of Brazil
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SITIO TRIUNFO / BRAZIL
シティオ トゥリンフォ / ブラジル
温度変化によって感じる様々な果実感と華やかな香り