COUNTRY:COLOMBIA
生産国:コロンビア
コロンビアは南アメリカ大陸の北端に位置する国です。
太平洋とカリブ海、国を縦断するアンデス山脈などの雄大な自然を有し、国の電力の7割が水力発電で賄われるほど水資源も豊富です。
コロンビアは生産量が世界4位の代表的なコーヒー生産国で、その恵まれた環境を活かして高品質なコーヒーを生産しています。
数年前は内戦や麻薬、暴力事件が多発するなど、世界的に見ても危険な国でしたが、現在は政策が大きく変わり、治安も改善しています。
大自然を巡るツアーや先住民族の遺跡など、観光地としても人気の高い国です。
自然環境
コーヒーを栽培している地域は南北に大きく広がっており、コロンビア国内でも地域によって雨季と乾季の時期が異なるため、年間を通してコーヒーを収穫することができます。
多くの農園は広大な山岳地帯に点在しており、標高や気候などの自然環境もそれぞれ異なることから、コロンビア国内でも様々な味わいのコーヒーを生産することができます。
生産形態
世界を代表するコーヒー生産国であるため大規模な農園も存在しますが、生産者の多くは小規模農園で生産量が少ないため、複数の生産者の集合体でのロット形成が一般的です。
農園のある地域は山の傾斜が険しく機械が入れず、地形の問題で栽培面積を増やすこともできないため、収穫量を増やすことは難しいようです。
そのため、コロンビアでは生産技術の向上に取り組んでおり、インフューズドコーヒーや独自の精製を施したコーヒーなどを生産する農園も多く存在します。
スペシャルティコーヒーという概念が広まってからは少しずつ農園単位でのロット形成も増えており、トレーサビリティがより明確になってきています。
味わい
高品質なコーヒー生産に力を注いでいるため、生産しているのはアラビカ種のみ。
ブルボンやカトゥアイなどの中南米を代表する品種が主に育てられているので、甘みのしっかりとしたコーヒーが多い傾向にあります。
他にも近年人気の高いゲイシャ種や、コロンビアのコーヒー研究機関「CENICAFE」によって開発された新しい品種など、数多くの品種が栽培されています。
様々な地域特性、独自の精製方法、豊富な栽培品種など、コロンビアのコーヒーの味わいは無限大です。
格付け
コロンビアではスクリーンサイズ(豆の粒の大きさ)で格付けされています。
等級表記 | スクリーンサイズ |
Excelso Premium エクセルソ プレミアム |
S18(約7.15mm) |
Excelso Supremo エクセルソ スプレモ |
S17(約6.75mm) |
Excelso Extra エクセルソ エクストラ |
S16(約6.35mm) |
Excelso Europa エクセルソ ヨーロッパ |
S15(約5.96mm) |
Excelso UGQ エクセルソ UGQ |
全体の50%がS15(約5.96mm) 残りはS14(約5.56mm) |
Excelso Caracol エクセルソ カラコル |
S12(約4.76mm) |
概要
国名:コロンビア共和国
首都:ボゴタ 人口:51,520,000人
面積:1,142,000k㎡
言語:スペイン語
宗教:キリスト教
年間コーヒー生産量:560,340t
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