VARIETY : TYPICA

品種:ティピカ

概要

アラビカ種の中でも古くからある品種で、様々な国に伝播しティピカから多くの品種が派生したと言われています。 

レモンやジャスミンを思わせる上質で華やかな味わいが特徴で、特にグアテマラやコスタリカをはじめとする中米では高い品質を誇ります。

一方で収穫量が少なく耐病性に乏しいと言った理由から他品種への植え替えが進んだこと、さび病の蔓延により多くのティピカが壊滅したことなどにより、現在では希少な品種となっています。
なお日本で高級銘柄として有名な「ブルーマウンテン」はジャマイカのブルーマウンテンエリアで栽培されたコーヒーで、栽培品種の大部分をティピカが占めています。

 

パラメータ

出典:World Coffee Research

 

歴史

エチオピア南西部が原産と考えられているティピカ。
イエメン産の種子がインドで栽培されたのち、1699年にインドから現在のインドネシア・ジャワ島にコーヒーの種子が送られ、ここで現在の元となるティピカ種が生まれたとされています。

1706年にはジャワ島からオランダ・アムステルダムの植物園に運ばれ、栽培されたのちにアジア諸国を経由して様々な国に広がっていきました。
1940年代まで中南米のコーヒー農園の大部分はティピカ品種を栽培していましたが、病気の蔓延や多品種への植え替えが進み、現在では貴重な品種という位置づけになっています。

 

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