COUNTRY:TANZANIA
生産国:タンザニア
タンザニアはアフリカ大国の東部に位置する国です。
国内には各地に野生動物の楽園とも言える大草原サバンナが点在しており、他インド洋やアフリカ最大の湖ビクトリア湖、名峰キリマンジャロなど、アフリカらしい大自然が広がっています。
人々の暮らしは周辺国と比べると安定していますが、近代化が進んでいないため貧困層が多く暮らしています。
国民の約8割が農業に関わっていると言われており、コーヒー生産も国にとっては重要な産業となっています。
自然環境
タンザニアは国土の大半が標高1500mを超える高原地帯が占めています。
中でも北西部に位置するキリマンジャロ峰はアフリカ最高峰の山で、その麓では良質な酸と甘みを含んだコーヒーを生産することができます。
また、様々な生態系が影響して土壌の栄養も豊富で、雨季と乾季もはっきりと分かれているので、高品質のコーヒーを安定して栽培する環境が整っています。
生産形態
生産形態は小規模農園が9割を占め、ウォッシュドプロセスが主流です。
規格外の低クオリティなコーヒーをナチュラルプロセスで処理するのがタンザニアでは一般的なため、輸出されるコーヒーの殆どはウォッシュドプロセスになってしまうという背景があります。
しかし近年では、タンザニアは雨季と乾季がはっきりと分かれた気候で、チェリーを適切に管理しやすいため、高品質なナチュラルプロセスのコーヒーを生産する農家も増えてきています。
味わい
主に生産されている品種はブルボンやケントで、柑橘系の酸味やタンザニア特有の野性味のある味わいが感じることができます。
ケントはタンザニアではメジャーな品種で、近年スペシャルティコーヒー業界においても見る機会が増えています。
派手さはありませんが、明るくフルーティな酸味が特徴で、病気に強く育てやすいメリットもあります。
様々な品種の取り入れには積極的で、パカマラやゲイシャなどの人気の高い品種を育てている地域もあり、世界的に注目を浴びています。
格付け
タンザニアのコーヒーは主にスクリーンサイズ(豆の粒の大きさ)によって格付けされます。
等級表記 | スクリーンサイズ |
AA | 6.75mm以上 |
A | 6.25mm以上6.75mm未満 |
B | 6.15mm以上6.25mm未満 |
C | 5.90mm以上6.15mm未満 |
E | エレファント 著しく大きいもの |
概要
国名:タンザニア連合共和国
首都:ドドマ
人口:65,500,000人
面積:945,100k㎡
言語:スワヒリ語、英語
宗教:キリスト教、イスラム教
年間コーヒー生産量:73,027t
Lineup of Tanzania
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TEMBO TEMBO / TANZANIA
テンボテンボ / タンザニア
柑橘や洋梨、ピーチのような果実感