COUNTRY:ETHIOPIA

生産国:エチオピア
エチオピアは東アフリカに位置する国です。
国の大部分を高原が占めており、赤道付近でありながらも年間の平均気温は東京とあまり変わりません。
高原の他にも砂漠や森林、湿地帯など、変化に富んだ大地が広がっています。
多民族国家であるエチオピアは80以上の民族が共存しており、言語、文化や伝統も地域によって様々です。
国民の多くは農業を営んでおり、主にコーヒーや穀物を栽培しています。
エチオピアはコーヒーの起源とされており、森の中や住宅の庭などに野生のコーヒーノキが自生しているため、原住民にとってもコーヒーは馴染みのある飲み物です。

自然環境
エチオピアの高原の平均標高は約1700mです。
2000m以上のエリアもあり、昼夜の寒暖差が激しくなることで、良質な酸を含む美味しいコーヒーを生産することができます。
また、広大な土地に広がる火山性の肥沃な土壌と十分な雨量、栽培に適した気候など、高品質なコーヒー生産に関してはとても恵まれた環境です。

生産形態
他の国と異なる点は、「農園」という生産形態が少ないことです。
野生のコーヒーノキが自生しているエチオピアでは、庭先で他の作物と一緒に栽培する「ガーデンコーヒー」、自然の森に自生しているものから収穫する「フォレストコーヒー」など、様々な栽培方法があります。
収穫したコーヒーチェリーは地域のウォッシングステーションへ運ばれ、精製された後に輸出業者などの手に渡ります。

味わい
主に生産されているのはエアルーム(在来種)です。
厳密には在来種にも様々な種類があり、具体的な品種が判明していないものも多く、あくまでも大きな括りとしてエアルームと呼ばれています。
軽やかなボディと華やかな香りが特徴で、ナチュラルプロセスであればベリーや赤ワイン、ウォッシュドプロセスであれば柔らかな柑橘やジャスミンのような風味を楽しむことができます。

格付け
エチオピアのコーヒー豆は300gの生豆に含まれる欠点豆の数でグレード分けされています。

等級表記 欠点豆数
G1 0〜3個
G2 4~12個
G3 13~27個
G4 28~45個
G5 46〜75個
G6 76〜150個
G7 151〜340個
G8 340〜

G1の等級になるのはイルガチェフェ地区のごく一部のコーヒーとなっています。
日本に輸入されるものは基本的にG4までです。
G6以下のコーヒーはエチオピア国外への輸出が禁止されています。

概要
国名:エチオピア連邦民主共和国
首都:アディスアベバ
人口:120,300,000人
面積:1,097,000k㎡
言語:アムハラ語など
宗教:キリスト教、イスラム教など
年間コーヒー生産量:456,000t

 

Lineup of Ethiopia
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フローラルな香りとトロピカルフルーツやベリーのような果実感