COUNTRY:ECUADOR

生産国:エクアドル
エクアドルは南アメリカ大陸の北西部に位置する国です。
赤道直下に位置するため、スペイン語で赤道を意味する「エクアドル」という国名になりました。
固有種が数多く生息するガラパゴス諸島、内陸の熱帯雨林地域、年間を通して冷涼な山岳地域、リゾートを含む開発が進んだ海岸地域など、多種多様な生態系が共存しています。
この豊かな自然環境を活かして、コーヒーやカカオ、バナナなどの農業が盛んに行われています。
多民族国家なので異なる文化にも寛容で、過ごしやすい気候と物価の安さを理由に移住先としても注目を浴びている国です。

自然環境
エクアドルの特徴として最初に挙げられるのは標高の高さです。
標高2000mを超える生産地も多く、赤道直下に位置するため、昼夜の寒暖さが大きく、良質な酸のあるコーヒーを生産することが可能です。
また、活火山をいくつも有することで、ミネラル豊富な土壌が広がっています。
環境面と気候面に恵まれた環境だからこそ高品質なコーヒーを生み出すことが出来るのです。

生産形態
生産地域が年々減少傾向にあり、国全体で高品質なマイクロロットに力を入れています。
5ha以下の小規模農園の割合が多く、その大半は手作業で完熟チェリーを収穫し、農協や輸出業者に販売するのが一般的です。
また、新しい品種や技術の開発にも積極的で、インフューズドコーヒーや独自の精製処理方を採用する農園も増えてきています。
近年コーヒー業界において人気の高いエクアドルが今後どのような取り組みを行うのか注目を浴びています。

味わい
主に生産されている品種はブルボンやカトゥアイなど、中南米でよく見られる品種が育てられています。
周辺国と比べて標高が高いため、同じ品種でも良質な酸味を感じることができます。
他にもエクアドルの研究農園で開発されたティピカメホラードとシドラという希少品種があり、国際的にも高い評価を得ています。
ティピカメホラードはゲイシャを思わせる上品なフレーバーです。
シドラはバランスの良い甘みと酸味、滑らかな質感が特徴で、バリスタの国際大会にも使われるほど人気の高い品種です。

格付け
エクアドルでは主に生産されている地域の標高によって格付けされています。

等級表記 標高
SHB / SHG 1200m〜
HB / HG 900〜1199m
CT 〜899m

 

標高の他にもいくつかの評価基準がありますが、まだ確立されているわけではなく不明瞭です。

概要
国名:エクアドル共和国
首都:キト
人口:18,000,000人
面積:283,600k㎡
言語:スペイン語
宗教:キリスト教
年間コーヒー生産量:7,966t

 

Lineup of Ecuador
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