COUNTRY:MEXICO

生産国:メキシコ
メキシコは北アメリカの南部、北米と南米を繋ぐ場所に位置する国です。
日本の約5倍の国土面積があり、広い国土には砂漠やジャングル、山岳地帯などの多種多様な自然環境が広がっています。
過ごしやすい気候と豊かな資源に恵まれたこの国では、立地を生かした農業、世界屈指の消費国であるアメリカへの工業、リゾート地や世界遺産による観光業など、様々な産業で財を成しています。
都市部ではインフラ設備も整っており、他のコーヒー生産国と比べるとかなり開発が進んでいる国と言えます。
その一方で、移民や犯罪件数の増加、貧富の差など、解決するべき問題を多く抱えており、治安が良いとは言えないのが現状です。

自然環境
メキシコの北部は乾燥地帯のため、コーヒー栽培は十分な雨量が確保できる南部で行なわれています。
国土の大半が標高1000m以上の高地帯で昼夜の寒暖差もあり、土壌の質も高いためコーヒーの生産に適した環境だと言えます。

生産形態
他の中米国と比べると国土は広いですが、大規模な農園は少なく、50万人近くの小規模生産者によって栽培されています。
農園の多くはメキシコ南部の山岳地帯に位置しており、急斜面な場所であることから機械ではなく手積みで丁寧に収穫も行なわれています。
栽培方法も自然環境に配慮されており、農薬や化学肥料を使わずに栽培されたコーヒーの世界シェア率は60%を超えています。
メキシコは世界最大のオーガニックコーヒー産地なのです。

味わい
生産されている主な品種はブルボンやティピカ、カトゥーラなどで程よい甘みが特徴です。
以前はあまり品質が高くないイメージを持たれていたメキシコ産コーヒーですが、近年では良質な酸を持つコーヒーも栽培されるようになり、注目を浴びている生産国のひとつです。
また、メキシコは薬剤を使わないカフェイン処理場を所有していて、安全かつ風味を維持した高品質なデカフェコーヒーも人気があります。

格付け
メキシコのコーヒー豆の格付けは2種類の評価基準が混在しています。
いずれも産地の標高で格付けされており、より標高が高いほど良い等級として扱われます。

基準1
等級表記 標高
SHG 1700m〜
HG 1000〜1699m
PW 700〜999m
基準2
等級表記 標高
AL 1300m〜
PL 900〜1299m
BL 750〜899m

 

概要
国名:メキシコ合衆国
首都:メキシコシティ
人口:127,500,000人
面積:1,973,000k㎡
言語:スペイン語
宗教:キリスト教
年間コーヒー生産量:175,555t

 

Lineup of Mexico
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フィンカ コンソラパン / メキシコ
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