COUNTRY:EL SALVADOR

生産国:エルサルバドル
エルサルバドルは中央アメリカの中部に位置する国です。
アメリカ大陸で最も小さな国ですが、人口の半分が30歳以下を占める、若さと活気の溢れた国です。
数年前までは内乱や自然災害の影響で国内情勢に様々な問題を抱えていました。
しかし近年、問題解決への取り組みに力を入れており、治安は大きく改善され、中米で最も観光客の多い国へと急成長を遂げました。
美しい海岸線と山脈などの雄大な自然環境を活かして観光業や農業が盛んに行なわれています。
中でもコーヒー栽培は国家にコーヒーノキが選ばれるほど重要な産業の1つで、多くの国民がコーヒーの生産に携わっています。

自然環境
活火山を含む山岳高原地帯が多く有するエルサルバドルは、主にその山々の裾野でコーヒーを栽培しています。
高い標高による寒暖差と火山灰性の肥沃な土壌を活かして高品質なコーヒーの生産が可能です。
雨季と乾季がはっきりと分かれているので、適度な雨量も確保することができます。

生産形態
生産形態は中規模農園が多く、農園単位でのロット形成するのが一般的。
規模が大きいため、収穫時は季節労働者を雇って収穫を手伝ってもらい、精製処理は委託するケースが多いです。
農園ではコーヒーと共にシェードツリーと木を栽培しています。
適度な日陰を作ることでコーヒーを必要以上の日射から守る他、土壌の浸食や森林消滅の防止にも大きな役割を果たしています。
インフラ設備やトレーサビリティも整っており、周辺国と比べて生産する体制も整っていると言えるでしょう。

味わい
生産されている主な品種はブルボンやエルサルバドルで発見されたパカスで、明るい酸と柔らかな甘みが特徴です。
また、ISICと呼ばれる国立のコーヒー研究所があり、そこで開発されたパカマラという品種も大きな注目を浴びています。
パカマラはジューシーな酸味と程よい甘みにしっかりと質感で、エルサルバドルのCOEではこの品種が上位の大半を占めるほど評価が高いため、国を代表する品種といっても過言ではありません。 

格付け
エルサルバドルのコーヒー豆は栽培されている場所の標高によって格付けされており、標高が高くなるほど評価が良くなります。

等級表記 標高
SHG 1200m〜
HG 900〜1200m
CS 600〜900m

 

概要
国名:エルサルバドル共和国
首都:サン・サルバドル
人口:6,314,000人
面積:21,040k㎡
言語:スペイン語
宗教:キリスト教
年間コーヒー生産量:33,900t

 

Lineup of El Salvador
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