COUNTRY:HONDURAS

生産国:ホンジュラス
ホンジュラスは中央アメリカ中部にある共和国です。
熱帯雨林と高原地帯が広がる常春の過ごしやすい気候、美しいカリブ海のビーチ、豊かな食文化など魅力的な要素が多いホンジュラス。
その一方で、犯罪件数が多く治安は悪化、自然災害も多発しており、世界で最も貧しい国の1つとも呼ばれています。
国民の半数は貧困層で、多くの人々は農業で生計を立てています。
国の代表的な産業となっているのがコーヒー栽培で、不安定な経済状況の中でも中米最大の生産国になるほどの急成長を遂げました。
現在ではスペシャルティコーヒーも多く生産されています。

自然環境
国土の約70%に及ぶ高原地帯によって、昼夜の寒暖差が大きい場所を確保しやすいです。
さらにホンジュラスの土質は火山灰性土壌と粘土質の土壌がバランスよく混ざった土質が特徴です。
コーヒー栽培に適した栄養素を含みつつ、程よい保水力と水はけの良さを両立しています。
他の中米国と同様に同じ地域内でも自然環境が多岐に渡るため、コーヒーの味わいも様々です。

生産形態
社会情勢が不安定で設備が行き届いていないこと、気候の問題で均一に乾燥させるのが難しいことが原因でホンジュラスのコーヒーはコモディティコーヒーとして流通することがほとんどでした。
しかし近年では、小規模生産者に向けた技術研修や設備支援などが行われ、カップクオリティは飛躍的に上昇しています。
現在では恵まれた自然環境を活かした高品質なコーヒー生産に取り組んでいます。
生産に関わった農家や団体を細かく遡ることができ、トレーサビリティが整っていることもホンジュラスコーヒーの特徴と言えるでしょう。

味わい
栽培されているのは主にカトゥーラやカトゥアイ、パカスなどで、程よい酸味と甘みのバランスが良い味わいです。
特にパカスは明るい酸味としっかりとした甘みを感じるものが多く、近年人気のある品種です。
雨量が非常に多い国であるため、根腐れ病に耐性のあるパライネマという品種も生産されており、しっかりとした酸味とチョコレートのようなフレーバーが特徴的です。 

格付け
ホンジュラスのコーヒー豆は栽培されている標高によって格付けされており、標高が高いほど評価が良くなります。

等級表記 標高
SHG 1200m〜
HG 900〜1200m
CS 600〜900m

 

概要
国名:ホンジュラス共和国
首都:テグシガルパ
人口:10,280,000人
面積:112,500k㎡
言語:スペイン語、英語
宗教:キリスト教
年間コーヒー生産量:400,674t

 

Lineup of Honduras
過去に販売していたホンジュラスのコーヒーはこちら

EL DIAMANTE / HONDURAS
エル ディアマンテ / ホンジュラス
ブドウやベリーのような落ち着いた果実感