COUNTRY:GUATEMALA

生産国:グアテマラ
グアテマラは中央アメリカ北部に位置する国です。
日本と同様にプレート同士がぶつかる地域に位置するため、国土の大部分は山岳地帯になっています。
「森の国」とも呼ばれる自然豊かなこの国は、立地を活かして多くの人々がコーヒー生産に関わっており、小さい国土ながらも世界有数のコーヒー生産地として発展を遂げました。
また、グアテマラはかつてマヤ文明が栄えた場所としても知られています。
国民の約4割がマヤ文明を起源とする先住民族で構成されており、様々な言語や文化が混在しています。

自然環境
コーヒーの多くはグアテマラ南部の山岳高原地帯と呼ばれる場所で生産されています。
標高の高い山岳地帯が広がっている他、適度な雨量やミネラル豊富な土壌、昼夜の寒暖さなど、コーヒー栽培に適した環境が整った地域です。
広大な山岳地帯を有するグアテマラは、場所毎に異なる土壌の質や地域特有の微気候などの様々な要因が絡み合うことで特徴の異なる多彩な味わいのコーヒーを育てることができます。

生産形態
グアテマラのコーヒー生産の特徴はドライパーチメントでの流通が増えてきていることです。
通常、生産者は収穫したチェリーをそのまま販売していますが、グアテマラでは生産者自身が精製処理、乾燥までの工程を行っています。
そうすることでコーヒーの品質の劣化を最小限に抑え、より美味しい状態で買い手に届けることができるのです。
また、コーヒー農園の多くが人口森林となっており、自然環境に配慮したコーヒー生産がなされているのも特徴です。

味わい
主に生産されているのはブルボンやカトゥーラ、カトゥアイなどで、中南米らしい柔らかな味わいが特徴です。
産地によって異なりますが、チョコレートやナッツのような甘みを楽しむことができます。
近年では上記の品種に限らず、パカマラやゲイシャ、パチェなど様々な品種の栽培に意欲的に取り組んでいます。
パチェはグアテマラで発見された品種で、病気に弱く栽培が難しいため流通する量は少ないですが、他の品種に引けを取らないフルーティさが特徴的です。

格付け
グアテマラのコーヒー豆は栽培されている標高によって格付けされます。

等級表記 標高
SHB 1400m〜
HB 1200〜1400m
SH 1050〜1200m
EPW 900〜1050m
PW 750〜900m
EGW 600〜750m
GW 〜600m


標高が高いほど等級が高く、高品質とされています。
国外に出回るのは主にPW以上で、それ以下のものは国内で消費されます。

概要
国名:グアテマラ共和国
首都:グアテマラシティ
人口:17,110,000人
面積:108,900k㎡
言語:スペイン語、キチェ語
宗教:キリスト教、マヤ文明系
年間コーヒー生産量:226,700t

 

Lineup of Guatemala
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FINCA CALAHUTE / GUATEMALA 
フィンカ カラウテ / グアテマラ
インパクトのあるシナモンや桜餅のような風味

FINCA CALAHUTE / GUATEMALA
エル コエグアル / グアテマラ
カカオのようなフレーバーとバランスの良い甘みと酸味