COUNTRY:COSTA RICA
生産国:コスタリカ
コスタリカは中央アメリカの南部に位置する小さな国です。
国名である「Costa Rica」はスペイン語で「豊かな海岸」を表しています。
その名の通り、太平洋やカリブ海、アンデス山脈などの豊かな自然環境と、北米と南米を繋ぐ場所として集まる様々な生態系によって形成される世界屈指の自然大国です。
1948年には「兵士よりも多くの教師を」というスローガンで軍隊を撤廃。 軍事予算の大半を医療福祉に回すことで安定した社会を築きました。
国民一人ひとりの生活に対する満足度が非常に高いことから、世界一幸せな国としても知られています。
自然環境
コスタリカは赤道のほぼ真下に位置していることと山岳地帯が多いことから寒暖差のある場所を確保しやすいことや、熱帯気候で十分な降水量を確保できることでコーヒー栽培がしやすい環境が整っています。
また、活火山が数多く存在するコスタリカでは、火山性の肥沃で保水性の優れた土壌が広がっているため、質の高いコーヒーを生産する環境として理にかなった場所と言えるでしょう。
生産形態
コスタリカのコーヒー生産といえば「マイクロミル革命」です。
生産者自身が小さな生産処理機を導入し、栽培から精製までを管理するという動きを指します。
これにより品質の高いコーヒーを生産する農園が増え、小規模農家ながらに農園単位でのロット形成も増えてきています。
さらにインフラ設備も発達しており、コーヒー生産がしやすい体制が整っています。
収穫期には季節労働者を雇ってピッキングすることで、雇用を生み出す取り組みも成されています。
味わい
高品質なコーヒーの生産に力を入れているコスタリカではアラビカ種以外の生産が法律で禁止されています。
生産されているコーヒーの9割以上がカトゥーラ・カトゥアイで、甘味と酸味のバランスが優れたコーヒーが多いです。
また、コスタリカにはCATIE(カティエ)と呼ばれる種子研究所・種子バンクがあり、そこで開発された実験的な品種を植えている地域もあります。
さらに、独自の「ハニープロセス」という精製方法があり、甘みやフルーティさを際立たえることもできるため、一言でコスタリカのコーヒーと言っても多種多様な味わいがあります。
格付け
コスタリカのコーヒー豆は生産された地域の場所と標高によって格付けされています。
太平洋側 | |
等級表記 | 標高 |
SHB | 1200〜1650m |
GHB | 1000〜1200m |
HB | 800〜1000m |
大西洋側 | |
等級表記 | 標高 |
HGA | 900m〜 |
MGA | 600〜900m |
LGA | 150〜600m |
内陸 | |
等級表記 | 標高 |
MHB | 500〜1000m |
上記の格付けの基準に満たない標高のコーヒー豆は低価格で国内消費されます。
概要
国名:コスタリカ共和国
首都:サン・ホセ
人口:5,154,000人
面積:51,100k㎡
言語:スペイン語
宗教:キリスト教
年間コーヒー生産量:88,200t
Lineup of Costa Rica
過去に販売していたコスタリカのコーヒーはこちら
AGRIVID / COSTA RICA
アグリビット / コスタリカ
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